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物語は中盤、ガリフの地ジャハラに向かう。
ここから2ページ目に入るとしよう。

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May.18

ガリフの里ジャハラに向け、南方に進路を取る。

ラバナスタの南、ギーザ草原は今は雨季。
集落に人がほとんどいなくなっている。
出現モンスターも、乾季より強い。
精霊マルトを見かけたら即逃げるべし。現時点ではまず勝てない。

モブのケロゲロスは、雨季にのみ出現する。
受注も報告も雨季しかできないので、こなしておこう。
追い詰めると驚異を使ってレベルを2倍にし、アクアブレスで1300ダメージを与えてくる。
まともに受けてなどいられない。ミストナックで倒すのみ。

初回プレイ時はLv13だが、今回はここにLv16で来ている。この差は結構大きい。
プレイ時間は1hほどの短縮だ。


その先が、オズモーネ平原。
メズマライズやヴァイパーなどが出現し、敵の攻撃が一斉に激しくなるのがここだ。
普通に3桁ダメージが飛んでくる。

寄り道は後にして、ガリフの地ジャハラに到着。
狩猟民族ガリフが住む集落だ。

最長老から、破魔石の話を聞く。
かつてガリフ族も神から破魔石を与えられたが、扱うことができず取り上げられたという。
しかし、例え使い方がわかったとしても
暁の断片はミストを放出した直後だ。次に使えるのは何十年も後か。

FF12-18

その夜、ヴァンとアーシェは2人だけで話す。
ヴァンが語る、旅の目的・・・それは、未来を探すこと。
ヴァン:オレの未来をどうするか、その答え・・・アーシェと行けば、見つかると思う
そしてその道は、FF12の先にもつながる――が、また別の物語である。

ちなみに、ヴァンとアーシェの身長差は5cmしかない。
ヴァンはまだ伸びるだろうけど。

ここで再び出会ったラーサーから、神都ブルオミシェイスに行くことを提案される。
ダルマスカ王国の復活を宣言することを。
帝国との友好――は、そりゃ帝国にとって都合の良すぎる話ではあるが
そうしなければアルケイディアとロザリアの戦争になり、戦場はラバナスタだろう。
国民を守るためには、確かにそれしか無いのかもしれない。
問題は、その国民が帝国との和平を受け入れるかどうかだが。

FF12-19

ところで、バルフレアの目的は?同行してくれるのは心強いが。
バルフレア:物語の謎を追う――主人公なら誰でもそうだろう


先ほどの画面写真の通り、ラーサーが仲間に加わる。
右手にジュワユース、左手にソードブレイカー、二刀流の使い手だ。

オリジナル版では、ゲストが使うアイテムはパーティ所持分とは別扱いの上に個数も無限である。
ハイポーションを大量に使ってくれるラーサーは、本当にありがたい戦力だった。
そのため、「ポーション皇子」の異名がついた。

インター版以降はポーション無限供給は廃止されたものの、
代わりにケアルラと、2度目の加入時にはバブルを習得した。いずれにしても頼りになる。
ハイポーション自体も入り用だし、ここからは40~50個くらいは常備しておこう。
ケアルラを持っていない、前衛陣のガンビットに設定する。


オズモーネ草原では、エンケドラスを討伐する。
大して強くない割に、報酬で金のアミュレット(入手LP2倍)がもらえるので狙い目だ。
出現ポイントにいるウーを片づけてから、1度他のゾーンに行って戻ってくると出現する。

ただし、同じ場所にはレアモンスターのブルダイルがいる。
むしろこっちの方が強い。エアスクリューは1200ダメージの範囲攻撃である。パンネロとラーサーがまとめて一撃されたではないか。
しかも、倒したら今度はエアロスが出現。強烈なエアロラを使う上、飛行タイプで攻撃が当たりにくい。


東に進むと、ゴルモア大森林に入る。
ここのBGMは、FF12のダンジョン曲代表としてディシディアに使用された。

FFシリーズ常連の難敵、くさい息で有名なモルボルがここで登場。
ただでさえ厄介なのに、今作では上位種や変種がたくさんいる。考えただけで頭痛がするorz

ブルオミシェイスへの道は、森の結界によって通行止め。
道を開くには、この森にあるヴィエラの隠れ里に立ち寄る必要がある。
エルトの里――フランの故郷だ。
バルフレアいわく、過去は捨てたということだが――フランはバルフレアのためでもあると言う。
フラン:焦っているでしょう、破魔石がそうさせているの?あなた、意外と顔に出るのよ


ヴィエラは外界との交流を好まず、大多数はまともに話もしてくれない。
フランの妹、ミュリンの行方を聞きたいのだが・・・ここにはいないようだ。

里長でありフランの姉でもあるヨーテには、森を去ったヴィエラを助ける気はなさそう。
ヴァン:こっちが勝手に助けるんなら、文句ないだろ
それならばと、ヨーテは森の声を聞いて情報を教えてくれる。
フラン:ヴィエラが森の一部だとしても、森はヴィエラのすべてではないわ
ヨーテ:その言葉、50年前も聞いたな
森とともに生きることだけが、ヴィエラの生き方ではない・・・ってことか。

だがこの会話で、ヴァンは気になることがひとつあるようだ。

FF12-20

FF12最大の迷言が飛んできた。異論は認めない。
なおヴィエラはエルフのように長生きな種族らしい。

12:54
ヴァン:Lv19 バルフレア:Lv18 フラン:Lv13 バッシュ:Lv14 アーシェ:Lv14 パンネロ:Lv19 ラーサー:Lv20



May.19

次の目的地はヘネ魔石鉱。森の声によると、ミュリンがいるのはここらしい。
チョコボに乗らないと行けないので、ジャハラのチョコボ屋で借りよう。

長さはそれほどではないが、敵の数が多いダンジョンだ。
モンスターのレベルも24~25前後と高め。こっちは4人いるので何とでもなるが。

FF12-21

エルトの里で入手したヘイストは、時魔が使用できる。
常時全員に回すのは手間なので、スロウを上書きする用途で使う。
ガンビットは「スロウの味方にヘイスト」だ。
こうした補助魔法は、基本的には「味方1人」との組み合わせでいいのだが
状態異常の上書きを目的にするなら、ガンビットも特定の物が必要になる。

仕掛けはフェンス切り替えスイッチ。
内部のフェンスは赤か青のいずれかに色分けされ、同時に開けられるのは一方のみ。

また、2か所ある小部屋でスイッチを入れるとゼリーが大量に出現。
黒魔か赤魔がいるならファイラが有効、稼ぎスポットになる。
いない場合は逃げた方がいい。

内部を進んでいくと、ミュリンに出くわすが・・・様子が変だ。
明らかにアーシェに反応し――

FF12-22

ミュリン:寄るな!力に飢えたヒュムが!
力に飢えた――これ以上なく的を得た台詞だ。鋭いのは姉譲り?


ゲートクリスタルがある次の部屋では、ティアマットが登場。
火力はそこまで高いボスではないが、ドンアクガに注意したい。
ドンアクはイヴァリース特有の状態異常で、文字通り移動以外の行動が一切できなくなる。
類似品のドンムブもある。こちらは移動封じだ。

ミュリンがヘネ魔石鉱にいたのは、帝国の動きを探るため。
森に手を出さない限り、ヴィエラは外のことには無関心を貫くが・・・本当にそれでよいものか?

だが、森を出たヴィエラはもはやヴィエラではない。
それは自由の代償・・・フランにとって、想像できないほど重いものなんだろう。

実のところ、Blackが選んできた道もそれに通ずるものがある。
ここまで長い間外に出た以上、もう完全な意味で元に戻ることはできないだろう。
しかし、それでも自由を求めて・・・この道を選んだ。

森は、去っていったフランを懐かしんでいるという。だが同時に。
ヨーテ:気をつけろ、森はお前を奪ったヒュムを憎んでいる
フラン:今の私はヒュムと同じよ、そうでしょう?――さよなら、姉さん


レンテの涙を持っていれば、ゴルモア大森林の結界を通過できる。
今度こそブルオミシェイスに行こう。

だが、こちらも簡単な道のりではない。
ゲートクリスタルの次のマップでは、エルダードラゴンが出現する。

中盤の難関ともいわれるボスだ。
まずHPが7万以上ある。直前のティアマットの5万すら高いが、さらに上回る。

要注意の技は、シオウルスボール。
範囲内に、猛毒+暗闇+沈黙+混乱+スロウ+オイル+スリップの効果だ。
これだけの状態異常を一度にかけられたら、たまったものではない。
混乱だけでも、ガンビットにン・カイの砂を仕込んですぐ解除する。
あとは隙を見てアーシェを出し、エスナを使おう。
スロウはヘイストで上書きできるが、オイルはあぶらとり紙で解除するしかない。実は戦闘不能でも消えない。

また、ファイアボールも強力。単体攻撃だが、オイル込みで受ければまず一撃される。
状態異常への対処に手間をかけていると、押し切られるのは時間の問題だ。

よって、HPを半分ほど削った段階でミストナックシフトに移る。
バルフレアとフランも1個ずつ習得しており、最大5セットの連携ができる。
最初の2回は融合技まで行けなかったが、3セット目以降は順調に連携をつなぎ、最後は水のイラプションで決めた。

なお、BGMはオリジナル版では通常通り「ボス戦」だが
今回は新曲「荒ぶる精霊」に変更された。
さすがのFF12クオリティ、既存のボス戦BGMに負けない名曲である。
他にはどこで聴けるだろうか?


ところで、エルダードラゴンは回避することもできる。
ゴルモア大森林の南部から幻妖の森に抜け、次のロケーションであるパラミナ大峡谷へ進むルートだ。
強敵が出るため、このルートを行くならチョコボが必須。

実は、正面からエルダードラゴンを倒して進むのは4周目にして初めてである。
ZJSで戦力が上がり、特に通常戦闘で削ってからミストナックという戦術が使いやすくなったのが大きい。
オリジナル版でも、リザーブ3人分のミストナックを使うという方法ならできるが
この時点でエルダードラゴンを倒す火力が得られるか考えると、少々厳しい。

報酬は、トレジャーからの9872ギル。この時点では結構な額だろう。

14:13
ヴァン:Lv21 バルフレア:Lv21 フラン:Lv14 バッシュ:Lv14 アーシェ:Lv14 パンネロ:Lv21 ラーサー:Lv22



May.20

ゴルモア大森林を東に抜けると、雪の積もるパラミナ大峡谷。
北東に行けば、ブルオミシェイスにたどり着く。

神都と呼ばれるこの街は、キルティア教の総本山。
他国と独立協定を結んでいるため、近年の戦乱から逃れており
各地からの避難民が住んでいる。
もっとも最近は特に戦乱続きのため、難民受け入れにも限度が来そうだという話も聞ける。

まずは、大僧正アナスタシスに謁見する。
ラーサーが話していた、「会って欲しい人」もいる。
ロザリア帝国のアルシドだ。

FF12-23

会った途端にこれ。パンネロの反応にも注目したい。
ちなみにアルシドのCVは若本規夫さん。おかげでインパクト倍増である。

ここでアーシェがダルマスカ王国の復活を宣言し、帝国に和平を求める――そういう予定だったが
一行がブルオミシェイスに来る間に、状況が変わったという。

グラミス皇帝が暗殺されたのである。

犯人は元老院の議長、ということで帝国の議会権限が停止され
ヴェインが臨時独裁官となった。
彼が和平に応じる可能性は無い。間違いなく戦争で全てを片付けに来る。


リヴァイアサン艦隊が壊滅してから、元老院はヴェインの責任を求めてきた。
ヴェインと、老い先短いグラミス皇帝がいなくなれば残るのはラーサーのみ。
人形の皇帝を据えて、元老院が権力を握ることができるってわけだ。
しかしラーサーは彼らが思った以上に優秀で、おとなしく従ってくれそうにない。
ならば始末しに来る――それがヴェイン達の読みだ。

ヴェイン達にしてみれば、ラーサーを1人で元老院に立ち向かわせるわけにはいかない。
だが、「ラーサーの手を汚させずに」「元老院を片付ける」この2つを満たせるならば
ヴェインが失脚しても、ソリドール家は生き延びられる。

そこで――ヴェインが皇帝を暗殺し(あるいは自殺させ)、それを元老院の仕業としたのだ。

実は11年前、皇帝はヴェインに兄2人の処刑を命じている。反乱容疑らしい。
この親子に相互の不信を感じるのは、そのためだろう。
父親だろうが結局他人だろ、ってか・・・。
ここでヴェインが汚れ役を名乗り出たのは、それも理由のひとつだ。


そして、ヴェインが指揮を執ることに反対したジャッジ・ドレイスは処刑される。
ラーサーを守ることを、同僚ガブラスに託して。

FF12-24

FF12-25

FF12-26

すべてはソリドールのために――ヴェインの行動原理のひとつだ。
ソリドールが帝国を治め、人々の安寧に尽くすことができるように、そのためなら何でもする。


王国の復活宣言は保留し、一行はミリアム遺跡を目指す。
レイスウォール王が遺したもうひとつの力、覇王の剣がそこにある。
覇王の「力」たる遺産、破魔石を断つ力だ。
それをなぜ、覇王は他者の手に預けたのか――何か意味がある。

ラーサーはここで一行と別れる。


再びパラミナ大峡谷を進む。進路は南だ。
ここまで来ると、ザコモンスターでも結構強い。
雷弱点が多いため、サンダラを積極的に使って戦おう。ホワイトウルフはほぼ一撃で倒せる。

途中に出るガルーダ・エギは飛行タイプ。近接武器は届かない。
パンネロは武器を銃に変えており、攻撃できる。
ヴァンは有効打を持ってなかったので、無作為魔を習得させてガンビットに組み込んだ。

また、道中にモブのチョッパーが出現。
ブルオミシェイスにはモブ情報の掲示板が無いので、テレポでどこかに寄り道する必要がある。
HPは23000ほどと、この時期にしては低い。十分に倒せる相手だ。
しかし・・・

FF12-27

このぶっ飛んだダメージを見て欲しい。明らかにオーバーキルだ。
追い詰めると、バランスを使ってくる。減っているHPを、そのままダメージにする攻撃魔法である。
HP量が明らかに違うモンスターに使われると、このように恐ろしいことになる。

しかもこれ範囲魔法で、パンネロも巻き込まれ一撃される。
バルフレアのミストナックで仕留めた。

雪山を越えて、ミリアム遺跡にたどり着く。

15:31
ヴァン:Lv23 バルフレア:Lv22 フラン:Lv14 バッシュ:Lv14 アーシェ:Lv14 パンネロ:Lv23



May.21

覇王の剣を求め、ミリアム遺跡を訪れた一行。
仕掛けだらけの上にモンスターも全体的に強く、難関ダンジョンのひとつに挙げられる。

BGMはそのまま「ミリアム遺跡」。神秘的な雰囲気の名曲だ。
そしてここから、FF12の――いや、FFシリーズ有数の名曲ラッシュが始まる。

最初の部屋にある暁光の台座は、暁の断片を装備して触れると先に進める仕掛けだ。
魔法防御が20も上がるが、MPが0になるアクセサリーである。
魔法を使わないヴァンが装備すれば、デメリットは無い。

以降も、仕掛けを解いて進んでいく。

FF12-28

緑色のクリスタルはライフクリスタル・・・と思いきや、クリスタルバグというモンスターである。
エアロラなどの魔法を連発してくる。シェルを回した上で挑みたい。

他にも巨大な戦士や顔の石像が、モンスターとして襲いかかってくる。
盗もうにも何も持ってないし、硬いしで面倒だ。

さらにはドラゴンエイビス3体の集団も強敵。
ハイポーションやフェニックスの尾を何度も使って突破した。
初回プレイの時は、勝てずに逃げたものだ。
それ以外にはダークメアーなど、強敵が目白押しのミリアム遺跡。
Lvも27~30と、普通にこちらを上回ってくる。

裁きの大剣がある部屋には隠し通路があり、シェルシールドを入手できる。
しかし、部屋の入り口とトレジャーの目の前には錯乱ガスのトラップが。混乱+バーサクの効果だ。
さらにオイルタワーの大群と、レアモンスターのパイダーボムまで出てきて大変な目にあったorz
バルフレアは混乱したまま引っ込め、アーシェやフランを出して乗り切った。
バッシュにも少し戦わせて、ある程度経験値を分ける。


遺跡東の部屋では、ヴィヌスカラとバトル。
BGMは新曲「ガーディアン」、ガルーダ戦以来の登場となる。

FF4の磁力の洞窟よろしく、金属製の装備をつけているとATBゲージの速度が下がる。
ヴァンとバルフレアは防具を重装備にしているため、それはもう遅くてしょうがないorz
幸いにしてHPは15000ほどしかないので、開幕からミストナックで攻めても十分仕留められるだろう。


この部屋のトレジャーからは、消費MP半減効果を持つ賢者の指輪を入手できる。
これとチャージ、それに魔法チャージや加ダメージチャージなどを組み合わせれば
黒魔法をメインに攻撃してもMPをまかなえそうだ。
無属性のバイオが同じタイミングで店売りされるので、それを主軸にするといい。

トレジャーといえば、道中で運よくラス・アルゲテイを入手した。
銃弾と合わせて攻撃力30、防御力無視で1000前後のダメージを与える。
チャージタイムの長さを差し引いても、十分に高い威力だ。

ちなみに、銃は誰が使っても威力が変わらない。ダメージに影響するのは攻撃力のみ。
パンネロが装備して使っている。赤魔+機工士だと力を上げづらいが、銃なら問題ない。
赤魔が装備できるメイスも魔力依存(力の代わりに魔力で計算する)なので、相性がいいと言える。

さらにプラチナソードも拾えた。これはバッシュに。
金があればリザーブにも武器を用意したい。


巨像の仕掛けを解いて、先に進む。
レイスウォール王墓と同様、覇王の遺産を守るのは召喚獣だ。

今回現れるのは、背徳の皇帝マティウス。
初手で氷のアーゼ5体を召喚し、数で攻めてくる。
ブリザドの集中砲火でヴァンがすぐ倒され、いきなり不利な状況に。

サンダラが有効だが、半端な威力ではスリプルが飛んでくる。
魔法で攻めるなら、黒魔法使いを2人以上入れて一気に行くべし。
黒魔と赤魔、それにミストナック(LP100)利用ならウーランもサンダラを取得できる。
3人がかりなら十分だろう。

あとはマティウスを倒すのみ。
凍天撃は一発で800ダメージ、ブリザジャは同威力にスリップ効果の全体攻撃だ。
氷半減の装備といえば、アイスシールド、ラミアのティアラ、トルマリンの指輪あたりがここまでに入手できる。
装備できるなら活用したい。

FF12-29

追い詰めると連続魔アグレッサーで物理魔法ともにチャージタイムを飛ばし、
さらに瀕死魔力アップで与ダメージを倍増させてくる。
氷半減を持ってないと一撃、あってもすぐ戦線が崩壊すること間違いなしの猛攻である。

ここはミストナックで押し切る他に無い。
バトルメンバー3人でミストナックを発動し、12コンボ+土のカタクラズムで17798ダメージ!
見える範囲では、初めて自軍側で5桁を記録した。


・・・ここまでのプレイ記録を読めばわかる通り、フィニッシュブローにもってこいのミストナック。
この辺で詳しく書いてみよう。

1人3種類習得できる必殺技で、ライセンスボードで習得できる。
ZRを押して「シャッフル」と「カートリッジ」で連携を重ねれば、大ダメージを狙えるバトルの切り札だ。
しかもバトルの時間が止まり、敵に行動させずに強力な一発を叩き込める。
特に今作のボスは追い詰めると強くなる者が多いため、最後の一押しに有効だ。

オリジナル版1周目は、中盤からこれに頼りっぱなしだった。
ボス戦になったらバトルメンバーを1人にしてミストナックを使い、次は1人増やしてもう1回。4人目からは誰かと入れ替える。
この要領で、ミストナックを6回発動できる。
運の要素が大きく絡むが、本編中のボスはこれでほとんど倒せる。
いざとなれば、これでクリアしてしまってもいいだろう。

1周目は低レベルで進め過ぎて、この辺からボスに歯が立たなくなってきたものだから
このマティウス戦に備えて練習して、以降はほとんど全てのボス戦を開幕ミストナック6セットで押し切ってきたほどだ。
突き進むためなら、こんな無茶な戦術も使うのがBlackである。


発動にはミストカートが必要となるが、その仕組みが変わった。
オリジナル版ではMPと連動しており、ミストカートを1個使うとその分のMP(最大MPと同じ)を消費する。
その代わり、ミストカートを3個持てばMAXMPを本来の値の3倍にまで増やせる。
もっとも、ミストナックを使ったら大抵は0になるが。

インター版以降はMPとミストカートが連動しなくなり、ミストナックを使ってもMPが減らない。
回復量の累計が最大MPに達するごとに、ミストカートが1個回復する仕掛けだ。
この「回復量の累計」は、MPがMAXに達していてもカウントされる。

運用としては、オリジナル版はリザーブ組のMPを温存しておいて最後に3セットか
開幕からいきなり6セットで一気に倒すか。
インター版からは、追い込んでから最後に6セットという選択肢も取れるようになった。
すでにミストカートも合計11個まで取得し、結構な数の連携を期待できる。


その奥に、覇王レイスウォールのもうひとつの遺産――覇王の剣はある。
破魔石を封じる力を持つ。
ヴァン:こいつで本当に破魔石を壊せるか、暁の断片で試してみれば?
バルフレア:ヴァンにしては、いい案だ

言われるままにアーシェが暁の断片を両断しようとするが・・・外したのか、それとも外れたのか?
ラスラの幻を見て、迷ったのかもしれない。
以前とは違い、ヴァンには幻は見えなかった。何かが変わったのだろう。


これにて、ミリアム遺跡をクリア。80分かかった。

しかし遺跡を出ると、帝国の飛空艇艦隊が飛ぶのが見える。
こともあろうに、神都ブルオミシェイスに襲撃を仕掛けたのだ。
もしかしたら、イヴァリース全土を敵に回すほどのインパクトがあるのかもしれない。

大僧正アナスタシスは、ジャッジ・ベルガの手にかかっていた。
3人のジャッジも現れ、バトルになる。BGMは「動乱」。

セオリー通り、まずは数を減らそう。
ダーラやブリザラを使ってみたが、思ったほどダメージが通らない。
それどころか、魔法役のパンネロが狙われる。これはよくない。
そろそろデコイでも導入してみるか。

ジャッジ・ベルガは攻撃力が高く、普通に300~400ダメージを与えてくる。
追い詰めると被ダメージカットと瀕死防御力アップで、攻撃が半分以下しか通らない。
とはいえHPは低く、Lv25もあるなら普通に戦っても勝てる。


ベルガは人造破魔石を体に埋め込んでおり、常人ならざる力を得ていた。
敗れると副作用で消滅したが・・・。

入れ替わりに、アルシドが現れる。
ガブラスとザルガバースは、ラーサーを連れて退却したが
ベルガだけがここで暴れていたらしい。

で、ラーサーからの伝言。

FF12-30

立場は違っても、平和に向けて互いにやるべきことをしようってメッセージか。今の状況でなら。
もちろんそれ以外にも意味を持つ、FF12を代表する名言だ。

17:11
ヴァン:Lv26 バルフレア:Lv25 フラン:Lv15 バッシュ:Lv15 アーシェ:Lv15 パンネロ:Lv26



May.23

気分的には、これでちょうど折り返しといったところだ。
プレイ時間で見ればまだ45%くらいだけど。

帝国が持つ黄昏の破片を奪うべく、一行は帝国を目指す。
空路も海路も警戒が厳しいので、空賊らしくもないが陸路だ。

FF12-31

ナルビナ城塞から北に出発し、モスフォーラ山地、サリカ樹林、フォーン海岸、ツィッタ大草原、ソーヘン地下宮殿と
実に5つのロケーションを通過することとなる。
非常に長いが、絶景と名曲を数多く楽しめるルートだ。

ラバナスタ近辺に帰るだけでも大変なので、ゲートクリスタルを利用したい。

行く前に寄り道してモブ退治を。
ヘネ魔石鉱にいる、イシュタムとマインドフレアが今回のターゲットだ。
後者はこのタイミングから出現するので、ここまで待って同時に討伐しに行く方が効率がいい。

イシュタムは無の指先でMPを0にし、マインドフレアはラ系魔法の連発に加えて回復も行う。
いずれもミストナックで一気に押し切る方がよさそうだ。

モスフォーラ山地ではアトモスを討伐したいので、ナルビナ城塞でその依頼も受けておく。
そこにはモブの掲示板もある。
よって、ナルビナ城塞→ジャハラ→ヘネ魔石鉱→ジャハラと回るといい。

モブを討伐していくと、クラン・セントリオの認定ランクが上がる。
ランクは全部で12段階あり、ここでランク7「ブレイブアーミー」まで上がった。

セントリオから報酬がもらえる他、ラバナスタのムスル・バザーにあるクランショップの売り物が増える。
ランク6「ジャスティストルーパー」以上なら、エーテルが購入可能。
222ギルと安いので、これからは常備しよう。

なお、クランショップの売り物はオリジナル版から大きく変更されたようだ。
テレポストーンが買えなくなったのは影響が出そう。


準備ができたら、ナルビナ城塞へ――と言いたいところだが、
すでにモスフォーラ山地のキャンプを訪れているので、そこまでテレポで行ける。
ここをスタート地点にしよう。

ブルオミシェイスのイベントをクリアした後なら、行商人の売り物リストも更新されている。
ミリアム遺跡で集めた戦利品の売り上げは29,000ギル、いらない装備品を売って14,000ギルを上乗せ。
例によって装備品も魔法も値上がりしてきたが、なんとか強化が追いつく。
やはり盗賊のカフスは手放せない。

現在の主力のLvは26~27。
1周目がLv20、3周目でもLv23だったことを考えるとかなり高い。
もしかして、敵からもらえる経験値が上方修正されてるのか?

ちょっと歯応えが足りないので、少しばかりリザーブに経験値を回す。
ヴァン、バルフレア、パンネロのうち、誰か1人くらいなら交代しても問題は無い。

あと考えるべきは、飛行タイプ対策。
モスフォーラ山地にヴァルチャー、フォーン海岸にはその上位種ピロリスクと
この辺からは普通に飛行モンスターが出てくる。
全員に攻撃手段のひとつは持たせておきたい。
インター版以降、遠隔武器の他に槍と棒も届くようになった。よって、フランとアーシェは特に対策を考える必要がない。
ヴァンは無作為魔を使い、バッシュは弓に持ち替えて対処する。
オリジナル版であれば、この辺で針千本を覚えられたのだが。

さらに無作為魔の性能も上がっており、上級魔法が出やすくなったようだ。
ブリザガやサンダガに加え、最上級魔法のコラプスも何度か発動した。
かつてはこうした上級魔法を複数人で使おうとすると、順番待ちが発生して厄介なことになったが
PS4版以降はそれも改善され、魔法が使いやすくなった。
なお、順番待ちが起きた理由は処理落ち対策らしい。


FF12-32

モスフォーラ山地の北は、サリカ樹林。
FF12どころか、シリーズ屈指の癒しBGMに迎えられる。

東の方角がフォーン海岸だが、親方モーグリの一家が門を修理中。
森でさぼっている、9匹のモーグリを探すこととなる。
道中でマップを入手しておけば、モーグリ達の位置もわかるので苦労はしない。
全員見つけた直後は、門まで一緒に行くこともできる。

実は、ここからは別の道がある。
北西の方向は、2年前に帝国に滅ぼされたナブディスの街に通じる。

行くのなら、ボムキングと戦うこととなる。居場所はゲートクリスタルの次のマップだ。
取り巻きのボムがオイルを使い、ボムキングが強力な炎属性の攻撃を行う連携をしてくる。
ボムは倒しても補充される。

さらに悪いことに、ボムキングは治癒でHPを全回復する。
ボスが全回復を持つのは反則であるorz

余計な小細工をしても不利なだけなので、開幕からミストナックに賭けるのみ。
高位の融合技を出してこそ、大ダメージを期待できる。
狙い目は、レベル1・2・3の技をそれぞれ2回以上出すことで発動するアークブラスト。
ミストカート3個持ちが複数人いれば、割と簡単な条件で出せて威力も高い。

いずれにしても、サリカ樹林に初めて来た段階では強敵だ。
ボス戦ながら、逃げることが可能。無理だと感じたら撤退しよう。


FF12-33

ナブディスの街は、もはや死都と呼ばれるほどに荒れ果てていた。
2年前に帝国がここで、夜光の砕片を使ったことでこうなったという。
アルティマニアオメガの小説で、その時の様子が描写されているのだが
地獄という世界が存在するとしても、これよりひどくはないだろう――とのことである。

今の時点で探索もできるが、敵の強さを考えるとやめた方がいい。

モーグリ探しミッションを終えて、門をくぐり先へ進もう。

18:50
ヴァン:Lv27 バルフレア:Lv27 フラン:Lv17 バッシュ:Lv16 アーシェ:Lv20 パンネロ:Lv27



Jun.01

FF12-34

一行が訪れたのは、フォーン海岸。見ての通り絶景が広がる。
このルートなら帝国軍の警戒はゆるいが、まだ帝都は遠い。じっくり行こう。
入り口でのイベントは、PS4版からボイスありになった。

そして、FF12最高とも言える名曲を味わえる。
ミリアム遺跡から続いてきた名曲ラッシュが、ここでピークを迎えるわけだ。

この辺まで来ると敵がLv35~37まで上がるが、10レベルほど下回っても結構なんとかなる。
1周目の時のLv21~22まで下がると、さすがにきついけれど。

こちらも全員のHPが4桁に達した。
魔装備をつけていれば、ケアルラで範囲に700回復できるので大体は問題ない。
それに「HP満タン魔力UP」もあれば、回復量は4桁に達する。
魔法役がこれを維持できるように、今後はタゲ管理も重要になりそうだ。


ハンターズ・キャンプに到着すると、バルフレアとアーシェの会話に。
ここでのBGM「宿命」は、WOFF、いたスト30thでも使用され
今ではバルフレアのテーマのような扱いになっている。

アーシェが帝都に行くのは、破魔石を封じに・・・いや、奪い返すためか?
バルフレアは、アーシェのように・・・いや、アーシェ以上に破魔石にとりつかれた人物を1人知っている。
ドラクロア研究所のドクター・シド、本名はシドルファス・デム・ブナンザ――バルフレアの父親であることが判明する。
父親の推薦でバルフレアはジャッジ隊に入ったこともあるが、自由を愛する彼には合わず。
家出したのもその頃の話になる。

ここでバルフレアが過去を語ったのは、自分のためでもあるのだろう。
逃げてはみたが結局逃れられなかった、過去と向き合う準備として。
バルフレア:あんたの心、石なんかにくれてやるなよ。王女様はお強いんだ
アーシェ:――そうありたいと願うわ


FF12-35

こちらは2年前のアーシェ。
今より表情がやわらかく、かわいい感じがする。
さて、アーシェは過去とどう向き合うか――。


買い物を済ませたら、進もう。
さらに北東に行けば、ツィッタ大草原だ。
ここはチョコボの名産地らしく、いたストポータブルでは賞金の使い道に挙がっていた。
オリジナル版では、ギーザ草原のBGMを流用していたが
PS4版からは新曲が用意された。

道が2つに分かれているが、北ルートにゲートクリスタルがあるのでチェックしたい。
しかし、南ルートのレビテガも見逃せない。
まずは南ルートでセーブクリスタルまで進み、そこから北東、北西と進むといいだろう。

また、2か所のクリスタルのどちらかでモブの討伐依頼を受けておこう。
掲示板に張り出されるものとは異なる個人依頼だ。
報酬をもらいに行く時のことを考えると、これは北ルートで受ける方がいい。

ここにはモルボルの上位種、グレートキングが出現。
以降もまだまだ変種が出るのだろう。気が重いorz
他には、シリーズ常連のクァールも現れる。
珍しく氷弱点なので、ブリザラを使いつつ戦おう。


道はソーヘン地下宮殿に通じる。
ここさえ乗り越えれば、ついに帝都。裏口から入るルートになる。

ボス戦が2回発生。まずはマンドラーズだ。
ツィッタ大草原で討伐を依頼された、モブの正体である。
マンドラプリンス、キングアルラウネ、オニオンクイーン、パンプキンスター、トマトキャプテンの5体組だ。

袋叩きにされるのは避けたいが、攻撃したり逃げたりを繰り返すパターンなので逆に助かる。
逃げられても深追いはせず、近くにいる相手から狙っていけば難しいことはない。

バトルに勝利すると、マンドラーズが昇天していくムービーが入る。
このムービーの前半は、最後に誰が残ったかで変わる。


だが油断してはならない。次の部屋に設置されたセーブクリスタルはクリスタルバグだ。
ここで全滅したら目も当てられない。
その部屋は「修道者が息をつく場所」というのだが・・・息を引き取ったという意味か?

以降も、ゾンビナイトやストライカーなどのモンスターが大挙して現れる。
インプやピットフィーンド5体の集団は本当に地獄ものである。
氷弱点なので、ひょうけつの牙を使ってみたが・・・当たったのか?

ただ通過するだけなら、道のりはそれほど長くないが
特定のルートをたどることで隠し部屋に入ることができ、針千本の特技やラストエリクサーが手に入る。
針千本を覚えられるのは、もののふとシカリ(召喚ライセンス利用で弓使い)。
ボウガンを装備しているバルフレアにはあまり必要無いが、ヴァンにとっては飛行対策として役立つ。
早速ライセンスを取って、ガンビットに組み込もう。


出口の近くでは、アーリマンが出現。
いつものひとつ目コウモリではなく、ゴーストっぽい外見になった。
死の宣告、幻惑のまなざし、ドンムブガ、タクシクなど、状態異常を多彩に操る難敵だ。
さらにワープで移動し、分身までしてくる。
分身するのはHPが一定まで減った時で、全部で3回だ。しかし、回数が増えるごとに分身の数が増える。
ガンビットで狙いをつけて、分身をすぐ片付けないと危険だ。
3回目の分身を行う、残りHP20%のすぐ前を狙ってミストナックも有効。

いずれにしても強敵だが、手のかかる仕掛けの直後にセーブクリスタル無しで出るのだから本当に始末に負えない。
Switch版では、マップを切り替えるごとにオートセーブが行われるので
ボス戦に限れば全滅しても実質ノーペナルティで再戦できる。これはありがたい。
これが無いPS2版では、この意味でも厄介な相手だっただろう。

突破しても、次のゲートクリスタルまで少し距離がありモンスターも出現する。
本当に意地の悪いダンジョンである。


おまけ。

FF12-36

フォーン海岸名物、一列に並ぶトレジャーだ。全部で16個ある。

20:58
ヴァン:Lv30 バルフレア:Lv30 フラン:Lv24 バッシュ:Lv22 アーシェ:Lv23 パンネロ:Lv31



Jun.07

GAMEFIELD、1,000,000HIT達成の記念日だ。

長い旅の末に、ついに帝都アルケイディスに到着した。
ソーヘン地下宮殿という裏道を通ったため、旧市街に出る。

帝国では階級制度が敷かれており、高い順に政民、新民、外民という。
この旧市街は、外民が住むスラム区域だ。
政民が新民が住む区域、いわゆる「上」への道には見張りがいて通れない。

そこに、情報屋ジュールが現れる。バルフレアとは旧知の仲らしい。
1500ギルを払うこととなるが、上に行くために協力してくれる。
アルケイディスで価値を持つのは、情報だ。
情報をうまく使えば、たいていの無理は通るらしい。


見張りの隙をついて、ヴァン達は帝都に入る。
にぎやかな街に目を輝かせるヴァン。ここは帝国だってことを考えると、以前では考えられないかもね。
思えば遠くへ来たものだ。

パンネロ役の小澤真利奈さんいわく、このシーンは高校を卒業した頃に収録して思い出があるという。
ちょうど似たような状況にあったから、か。

さらに言えば、アーシェやラーサーと会う機会なんて無いと思っていた。
確かに、1人の住民が個人と個人として王女や皇帝候補に会うのはまず無いだろうね。
もし会うとしても、あちらから見れば多数の中の1人にしかならない。
ヴァン:だよな!たまについてけないけど

すると、バッシュが話に加わる。

FF12-37

主君がいる場でそんなこと言っていいのか?


さすがは帝都だけあって、店の数も多い。
フォーン海岸からここまでの戦利品の売り上げ6万ギルで、買い物といこう。
邪迎八景、ペネトレーター、ハルバード、プラチナアーマーを購入した。

魔法では、一応ファイガとサンダガを買ってはおいたが
このクラスになると赤魔は召喚ライセンスで橋渡ししなくては習得できない。
赤魔といえば後半になるにつれて器用貧乏な面が出てくるが、その時が来つつあるようだ。
専用の裏魔法があるので、ダーガを入手できれば多少はなんとかなるか?

オリジナル版では、ここの魔法屋にグラビガが並んでいた。
かなり強いので集団戦ではお世話になった。


買い物を済ませたら、ドラクロア研究所への潜入手段を探そう。
研究所があるゼノーブル区へ行くには、身分証明のホワイトリーフ3枚が必要だ。
ちなみにキャッシュでタクシー利用の場合、100万ギルかかる。
ホワイトリーフが1枚2万ギルであることを考えると、とんでもなく悪質なぼったくりである。

さらに言えば、オリジナル版ではホワイトリーフは9枚必要だった。
インター版かPS4版で緩和されたようだ。

またジュールに2500ギル払うと、ホワイトリーフの入手方法について教えてもらえる。
上層でもやはり情報こそが貨幣だ。適切な情報を、欲しがっている人に伝えればいい。
帝都の住民は施しを与えるのが好きなので、気前よくリーフを譲ってくれる。
歩き回って情報を集めるべし。

帝都の出身であるバルフレアは、この先リーフが必要だと知っている。
ジュールに渡したとのことだが・・・?


実はこれ、ジュールの時間稼ぎ。
といっても一行の情報をジャッジに売ったわけではない。
今やブラックボックスと化しているドラクロア研究所の情報なら、もっと高く売れる。
バルフレア達が乗り込んで騒ぎになった隙に、ジュールも情報を仕入れに行くって魂胆だ。

利用させてもらうかわりに、潜入手段を手配した。これで貸し借り無しってわけだ。
アルケイディス流の取引ってやつらしい。
ジュール:故郷に帰ってきた実感がわいたろ?
     じゃあ親父さんによろしく、ファムラン殿・・・いやいや、バルフレアの旦那

バルフレアの本名は、ファムラン・ミド・ブナンザ。
ミドはFF5に登場したシドの孫が由来だ。

そんなわけでタクシーに乗ったわけだが。
ヴァン:なあ、ジュールって昔の友達なんだろ?なんだかんだ言っても、仲がいい感じだったな
バルフレア:・・・おい、スピードを上げてくれ、今オレは誰でもいいから殴りたい気分なんでな

おびえる運転手だった。
そりゃジュールに散々かき回された直後に、こんな台詞が飛んでくれば無理もない。


ドラクロア研究所のBGMは、今作の看板曲ともいえる「帝国のテーマ」。力強く、豪華な曲だ。
なぜか帝国兵がたくさん転がっている。どうやら先客がいるらしい。
67階にあるシドの研究室を訪れると、自動で地図が手に入る。

シドがいるのは70階だ。トグル操作の赤・青の隔壁を操作し、エレベーターを乗り継いで上がる。
ここからは帝国兵が現れ、バトルを挑んでくる。
プラチナアーマーを装備し、プロテスを得ていれば通常攻撃は2桁ダメージで済む。
ただ数が多いので注意したい。むしろ単独で来る方が少ない。
タゲ管理ができていれば、集団にはダーラが効く。
魔装備のパンネロがHP満タン魔力アップを得れば、2000に達する。

トレジャーは少ないが、両手剣のクレイモアが手に入る。バッシュに装備させようかどうか。
銭投げもあるが、こちらは使う機会が無さそうだ。


70階に上がると――

FF12-38

いきなりスキンヘッドの剣士が現れる。
一行より先にここに来て、衛兵を片付けていたのは彼のようだ。
ある筋からの情報では、潜入者はもう1組いたらしい。

その次の部屋に、シドがいる。バルフレアとは6年ぶりの再会だ。
アーシェが力を欲していることは、シドにもすぐわかった。
力を試すべく、バトルを仕掛けてくる。

人造破魔石で力を得たシドと、直接対決。BGMは「死闘」だ。
4体のオプションパーツ、ルークを先に片付けよう。

シドの武器は銃なので、こちらと同じく防御力無視となる。ダメージは400ほど。
どこからともなく大きな銃を取り出し、こんなレーザーも放ってくる。

FF12-39

シドの目的は、歴史を人間の手に取り戻すこと。
FF10以降、何度も繰り返し描かれてきた主題でもある。
新たな破魔石がギルヴェガンで手に入る――という情報を残し、シドは去っていった。

先ほどのスキンヘッドの剣士は、レダスと名乗る。
彼とともに、一行はバーフォンハイムへ。

22:14
ヴァン:Lv31 バルフレア:Lv31 フラン:Lv24 バッシュ:Lv22 アーシェ:Lv23 パンネロ:Lv31


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